とまじ庵

TOMADIAの後日譚?

Macが欲しい理由が「なんとなく」な人へ贈る話。

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Windows98の頃から20年近くWindows一筋。 Macに興味がなかったか?と言われれば一切なかったとはいえない程度には気になる存在ではあったものの・・・・。

Macを買えるほど懐に余裕がなかったというのが最大の原因で、今までWindows一筋で過ごしてきたとまじぃです(笑)

そんなWindows一筋な私が、かれこれ数ヶ月前にMacBook Proを購入し、それから現在まで一切Windowsを使用せずに生活してきた上で、慣れが必要だったことや逆にここはWindows時代より便利になったなんていう話をツラツラと書いていこうと思います。


Mac像は漠然としていた

そもそもWindowsしか使ったことがなかったので、Macは隣の芝生は青く見える状態でしかなく、何ができるのか?何が便利なのか?なんて言うことは全然わかっていませんでした。

なぜそんな状態でもMacが気になっていたかといえば

なんとなくカッコイイよね! テレビ番組とかに出てくるかっこいい系の職業の人ってみんなMacBook使ってるよね! その程度の知識です(笑)

そもそも長年windowsを使ってきているので、体はすっかりWin慣れしていますから、特にWindowsに不満や不便を感じていないし、この時点でMacの良さを知る由もないので、単純に動機はミーハー以外のなにものでもありません。

ある程度年齢も重ね、それなりに財布の中身も増えるようになり。 憧れだったMacに現実的に手が届く様になったというのが最大の購入動機であり、Macのここが良いらしいから欲しい的な明確なビジョンがあって購入にいたったわけではないのです。

ということで、ここからあとの章では、実際にそんなMac知識皆無なおっさんが、数ヶ月である程度使いこなせるようになるまでの、戸惑った点や良かった点などをまとめて行こうと思います。

MacBookへの乗換で戸惑う点

機種やOSが違うからと言って、電子レンジとオーブントースターくらいの差があるわけではなく、基本的には一般的なWindows PCの使い方とほとんど変わりません。

マウスやタッチパッドでカーソルを動かして、目的のところでクリックをして、キーボードで文字入力をする。

そういう部分ではWindowsもMacもまったく変わらず操作が可能です。

ただ、細かい部分では多少の差は存在しますし、そこには幾分の慣れは必要になります。

キーボード

私の場合、Windows時代はそこまでキーボードのショートカットは使っていませんでした。

  • コピー ctrl+c
  • ペースト ctrl+v
  • もとに戻す ctrl+z

普段使ってたのはこのくらい?

ALTキーとかも使ったことはほぼないですし、Windowsキーもそこまでは?ってくらいの利用頻度。

Macに乗り換えて面食らうのが、ここらへんのショートカット用キーの多さ

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今までCtlr程度しか使っていなかった人間が、いきなり

Control
option
command
補助的にShift

という3つ(+1)ものキーを使うことになります。

そしてそれぞれに略号が振られていて

Control→^
Option→⌥
command→⌘
shift→⇧

みたいに表記されるんですよね・・・。

たとえば、Macでは範囲選択してスクリーンショットを撮ったりなど便利な機能が標準で搭載されていたりするのですが、範囲選択する際のキー操作が
command+Control+4

これがMac流の表記の場合

⌘^4

みたいに表記されます(涙

  • まずこの「略号」が覚えられない。
  • 覚えても反射的に使えない。
  • 気づくと違うショートカットキーを押していて一行消しちゃったとかよくある(笑)

おまけにWindowsのCtrlに該当するのはcommandキーなので、間違えてcontrolを押すと予想外の動きをする。
最初の鬼門はこのあたりじゃないでしょうか?

実際は、ショートカットキーの機能はメニューや右クリックから実行可能なので、「早急に覚えなければMacは使えない」というわけではありません。

しかし随所にこの「略号」⌥ ⌘が頻出してくるので覚えざる負えない脅迫感はありますね・・・。

日本語入力

Windowsには存在する「全角/半角」キーがMacにはありません。

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なので、Windowsから乗り換えた直後は全角半角キーのつもりで「ESCキー」を連打して、無反応なので首をかしげる事になります(笑)

Macの場合はWindowsで言うところの「変換・無変換」キーの位置にある「かな・英数」キーでの切り替えとなりますので、これも慣れるまでは結構大変。

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ファンクションキーも標準状態では音量調整や明るさ調整に割り当てられているので、Windowsでファンクションキーで日本語変換を行っていた人は戸惑いますね。

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設定からファンクションキーとして使えるように変更可能なので、windows同様の操作感に変更可能ですが、実はControlキーとの組み合わせで各文字種に切り替え可能。

  • Control+J:ひらがな
  • Control+K:カタカナ
  • Control+L: 全角英数
  • Control+; :半角英数

でファンクションキーのF7~F10と同じ働きをしてくれるので、実はキーボードの上部まで指を伸ばさずに済むため、慣れるとこの操作方法の方が使いやすくなります。

接続端子

2015モデル以前であれば、一般的なwindowsノートと同程度の拡張性を確保していましたが、2016モデル以降はThunderbolt3(USB Type-C)のみとなります。

将来的にはType-C対応の周辺機器も増えてくるとは思いますが、現状では旧タイプのUSBがメイン。

なので周辺機器やSDカードリーダー、USBメモリーなどを使用する際には確実に「Type-C対応ハブ」が必要になってきます。

つまり・・・・。

MacBookを買うなら、ハブ用に6〜7000円ほど予算を多めに見積もっておいたほうが良いということになりますので、ギリギリの予算な場合はお気をつけください。

これに関しては
(ハブを買えば)一つのポートで外部画面出力も充電もUSBもSDカードリーダーもすべて兼用できるため、(ハブがあるなら)Type-C一個だけで対応可能なので、2〜4個程度のType-Cでも過不足はないのですが・・・・。

ハブを買うのが前提なので、ここだけは慣れだけでなく出費が必要です。

この章のまとめ

基本的には慣れればどうにかなる。 絶対何も繋がないという固い決意がない限りは6000円〜の追加投資が必要  

MacBook Proに乗り換えてよかった点

前章では慣れるまで大変だぞ!的な話を並べてきましたが、そこはほら・・・最初から良いところを並べ立てすぎるとAppleの信者臭満載になっちゃうので自粛したわけです(笑)

ここからはWindowsに比べるとMac(MacBook)はここらへんがイイよねな点を並べていきたいと思います。

追加投資なしで大体の事ができる

Macは一部の方々の間では白物家電と呼ばれたりすることがあります。

白物家電というのは、いわゆる生活家電の部類。

それが何を意味するかと言えば なにかを買い足さなくても使えるということなんですね。

Windowsの場合は

  • ワープロや表計算したい→Office買わなきゃ
  • 動画編集したい→VideoStudio買わなきゃ
  • 音楽がやりたい→SonarとかCubaseとか買わなきゃ

って感じで新しいこと=追加投資が当たり前。

ところがMacの場合は

  • ワープロや表計算がしたい→iWorks(PagesやNumbers)
  • 動画編集がしたい→iMovie
  • 音楽がやりたい→GarageBand

的な感じで、OS標準で様々なクリエイター系ソフトなどが用意されています。

本体の価格は高いけれど、追加投資無しで色々できる。
(初心者には充分な範囲で)

これはMacの最大の魅力です。

Apple純正ソフトが豊富

上記のソフトで物足りなくなって来た場合でも、Appleがワンランク上のソフトを用意してくれています。

  • iMovie→Final Cut Pro X
  • Garage Band→Logic

無料ソフト〜上級ソフトと言う流れをApple自身がリリースしているので、操作系なども統一されていて、ステップアップしやすい環境が整えられています

ハードとソフトの一体感

WindowsとMacの最大の違いがこれ。

Macはハードとソフトが同じメーカーで作られている。

もちろんWindows開発元のMicrosoftでも自社製品のSurfaceなどをリリースしてはいます。

しかし、そのSurfaceに乗っているOSはSurface専用OSではありません。

非力なAtomでも動く!タブレットPCでも動く!何の部品を使っているかわからないけど、とりあえずPCの体をなしている物体全てで動かないといけないという宿命。

windowsはその汎用性を保つために冒険ができないのです!

それに引き換えMac。つまりAppleの場合はOSとハードが同メーカーですから、OSを使いやすいようなハード設計が容易に行えます。

OS担当「このOSの機能を実現するには、ちょっとタッチパッドの機能が貧弱なんだよねぇ」
ハード設計担当「ならタッチパッドで4本指まで対応できるようにするわ〜」

的な話が進めやすいわけですね。

これがWindowsの場合であれば

OS担当「新しいWindowsで4本指でタッチパッドいじれる様にしたいんやけど」

他の人「いや・・・4本タッチに対応してる市販のノートPCとか多くないから無理無理www」

で終わっちゃうわけです(笑)

なんだかんだでノーストレス

スペックがどうのとかベンチマークがどうのとか。

数字の上ではMacBookより優れたモンスターノートは数多く存在します。

ただ一つ言えるのは

高次元でバランスが取れている

これに尽きる!!

何をするにも待たされない程度の十分なスペックを有しているし、ヘビーな処理をしようと思えばそれなりに期待に答えてくれる。

数多くのタッチパッド操作(1本指〜4本指まで)を完全に覚えれば、PCを使っているというよりも、机の上のメモ帳をめくりながら作業をしているかのような操作性の良さを発揮する。

現行Proモデル最低スペックの「MacBook Pro タッチバーなし」モデルでも、重いとか待たされる的な経験をしたことが皆無

Windowsの場合は、自分と作業の間でWindowsさんが頑張ってくれてる感を少なからず感じるんですよね体感的に。

Macの場合はレスポンスが非常に良い(良いように魅せる上手さ)ので、MacOSが頑張ってる感じが皆無。 (全画面表示にした場合は時計や余計なメッセージさえ表示されないので没頭感は別次元)

結果画面に表示されているモノをを直接いじっている感が非常に強い。

結局最終的には「作業に集中できる」環境が作りやすい様な作りなのがMACでありMacOSなのだと思います。

「何で」ではなく「何を」

すごく感覚的な言い方になりますが

Windowsの場合→パソコンで文章入力をしています。パソコンで絵を描いてます。

MacBook Proの場合→文章を書いてます。絵を描いてます。

くらいの違いがあるんですよね・・・伝わりにくいかな(笑)

Winはいろいろな事ができるPC。 MacBook Proはメモ帳であり鉛筆でありキャンバスであり五線譜である。
(いかん!カッコつけすぎたw)

 

 

 

MacBook Proは最強のノートPCなのか?

そう聞かれたら私はNoと答えます。

MacBookは最高かい?

そう聞かれたら・・・。

「こいつとは長い付き合いになりそうだぜ」って答えるかな(笑)