とまじ庵

TOMADIAの後日譚?

【ESCAPE R3】クロスバイクにハーフトゥクリップを装着してみた【のぼりが楽々】

日に日に原型がわからなくなってきつつある我が家のクロスバイク「ESCAPE R3 2016」。

ハンドル周りはブルホーン化したものの、まだタイヤは消耗していないので25C(ちょっと細めなやつ)に交換するのはもう少し先。

ホイールを替えるとか、コンポーネントを交換するとかそういう大掛かりな改造をするくらいならロード買っちゃうよなぁ・・・。

そうなると次の改造はペダル周り。

ただ・・・わたくし基本的にビビりのヘタレローディなので「立ちごけするのとか絶対いや!!」

速さよりも安全第一ですよね(単に臆病w)

ましてやロードならまだしもクロスですからそこまで気合いれちゃうのもアレじゃないっすか。


フラットペダルの難点

とはいえ、最初からESCAPEについているフラットペダル

ママチャリとほぼ同じですし気楽なんですけども・・・・・。

気楽な分ロスも大きいんです。

なんだかんだ言いながら特に支えもない10cm以下の物体につま先立ちしている状態。

ペダルを回すと同時に「ペダルから足がズレないための力」も維持しなければいけない事になるんですよね。

たとえば上の図の様にペダルが上死点に合った場合。
無駄なく回そうと思えば「赤矢印」方向に足を動かしたいところです。

でもフラットペダルの場合は何も支えがありませんから、足を前方に動かしたらペダルから足がズレてしまいます。

なので「足をペダルに乗せておくためだけ」に常に下方向への力はかけておかなければなりません。

もちろん漕いでいない側の足であってもペダルには載せておかないといけないわけですから、わずかとは言えペダリングとは逆方向の力が発生するわけですね。

って事でハーフトゥクリップを装着です

とまぁ・・・大げさな解説をしたわけですが、わたくしビビリローディなのでビンディングペダルとか怖くて無理(笑)

おまけにビンディングペダルとか買い揃えなければいけませんから出費もバカになりません。

そこまで出費しておいて「立ちごけしたからやっぱ使わない!!!」なんて事もありうるわけでして・・・・。

ということで

  • お安く
  • ビンディングぽい気分
  • 安全

と言う三拍子そろった「ハーフトゥクリップ」を装着いたしました。

取り付け方法はとても簡単

ペダルにもともと装着されている反射板を外してそこに装着します。

 

反射板自体はネジ止めとかされているわけではなくプラスチックの突起ではめ込んであるだけなので、マイナスドライバーなどを隙間に突っ込んでグリグリしてあげれば・・・・。

 

簡単にハズレます。

 

ワッシャー的な用途の金属板が付属しているのですが、ESCAPEのペダルには金具の幅が広すぎて装着できません(涙

おまけに世間のレビューをみてみると付属のネジは緩みやすくで脱落する恐れがあるなんて話も散見されるので、ホームセンターにてM5×15mmのボルト・ナットセットを購入。

取り付け穴は横長のルーズ穴になっているので、左右方向に1cm程度は取り付け位置が変更できます。
内側に装着しすぎると、靴の内側がクランクに当たってしまうため、一番外側に装着しました。

 

近くにホームセンターにこのタイプのネジしかなかったので、仮に六角ボルトで装着しましたが、車載している工具などで増し締めすることを考えるとキャップボルト(六角穴ボルト)に交換したいところですね。

 

ナット側は緩み防止のためにスプリングワッシャーを間に挟んでいます。
ちなみに、ハーフトゥクリップの素材はプラスチックなので、気合を入れてナットをしめすぎると、ボルトが本体に食い込んで破損してしまいます。

スプリングナットが平らな状態になるまで締め込み、軽く抵抗がある程度まで締め込んだらやめておきましょう。

実はわたくし多少締めすぎてしまい、クリップ本体に少しめり込んでしまいました

 

装着した状態はこんな感じ。

実際走ってみた感想は?

ということで実際に装着して走ってまいりました。

とりあえずまず最初に思ったのは・・・・・。

うわぁ・・・うまく足が入らないwwwwww

漕ぎ出す側の足はあらかじめはめ込んでますので問題ないのですが、あとから載せる側の足は、慣れるまでもう大変。

慣れれば足の裏でペダルをクルンと回転させてシュパン!!って感じでキレイにハメられるようになりますが、最初は結構戸惑います(笑)

スムーズに装着できるように、この様な突起(蹴り返し)を装着するとか

ペダル自体に「蹴り返し」があるペダルに交換するとスムーズな装着が可能かと。

ちなみに固定力は縦&前方向のみで、横や後ろ方向はほぼフリーですので、咄嗟にハズしたい場合も問題なくハズレます。
よほど慌ててパニックにでもなっていないかぎりは「立ちごけの可能性」はほぼないと思いますのでご安心を(笑)

んで・・・キレイにハメられる様になって走ってみた感想。

  1. 足の位置がズレないのは楽
  2. 足がプルプルしててもダンシングしやすい
  3. 登坂能力は確実にアップする

こんな感じです。

もちろん、本格的なペダリングがしやすくなります。

たとえば、ロングライドの終盤などですでに足が終わりかけているとき。
眼の前にはダンシングしなければ登れないような坂が・・・・。

フラットペダルだとプルプルした足でバランスを維持しきれなくてダンシングに持ち込めないなんて事もありますが、この程度の固定力でも安心してペダルに体重を乗せられます。

あとは「下に踏む」疲労度の違いや力の入りやすさなど。

どれも「わずかな差」の向上ではありますが、それは積み重なれば「歴然とした差」になるのです。

我が家は坂の頂上付近にあって、以前であればダンシングしないと登ってこれなかったんですが、普通に重めのギアでシッティングのまま登ってこれましたからねぇ(汗

思ってた以上の効果に自分でもびっくりです・・・。

まとめ

まぁメリットばかりではなくて

  1. ペダルが下がってる状態だと、クリップが地面を擦っちゃう。
  2. プラスチック製なので耐久性などが不安

なんて言う気になる部分もありますが、そこらへんを差し引いても装着した際のメリットが勝つと思います。

もし壊れちゃったら、次回は金属製かつ緩み防止のナット付属のこのタイプに交換かな(笑)

ということで、現在ちょっとばかり天候が不安定で遠出できませんので、ロングライドやヒルクライム時のレビューに関しては後日追記いたします。

お楽しみに♪

追記

ペダリングの悪い癖が矯正できる

試走に行ってまいりました。
クリップの固定力のおかげで非常に効率が良い感じでペダリングが出来て絶好調。

だったのですが・・・・。

2時間ほど走って疲れも出てきた頃に、左ペダル付近から「キュキュ〜♪ キュキュ〜♪ 」というなかなかファンキーな音が(汗

何が起こっていたかと言うと!!

わたくし疲れてくるとがに股 になってくるんですよね。

そうなるとつま先が固定されているので、必然的に足全体が内側に寄ることに!!!

そうなるとクランク部分にスニーカーの内側が接してしまい「キュキュ〜♪」と言う音を盛大に奏でる事になっていたわけです。

がに股はペダリングを意識する上でもトゥクリップは役に立ちそうです。